AIコンテンツで9億円稼ぐ人と、まったく稼げない人の圧倒的な差は何なのか

【第155号】AIゴミとしてGoogle検索から消されたAIコンテンツサイトがある。その一方で年間9億円を稼ぐAI生成コンテンツのニュースレター「Write with AI」がある。両者を分けた3つの要因を具体例を交えて解説した

GoogleがAI量産サイト800個を一斉に検索結果から消し去った。月に6,700万円の広告収入が一夜で蒸発した。

一方で、同じAIを使いながら年間9億円を稼ぎ続ける2人のクリエイターがいる。

なぜ彼らは消されないのか。なぜ強気のニュースレター価格設定でも読者が離れないのか。同じ「AIを使って書いた記事」の間に何が差を生んでいるか。

今回は「Write with AI」というニュースレターを徹底分析し、AIで稼げる人と稼げない人を分ける決定的な違いを解き明かした。

👯 もくじ

  1. 写真日記:エジプト
  2. ニュースレター配信とAIの相性は?
  3. 800サイトが一夜で消えた日
  4. 同じAIを使って年間9億円を稼ぐ2人
  5. AIを使っても収益に10万倍以上の差が出る理由
  6. 戦わない場所を決める
  7. 「ライター」でも「エンジニア」でもない第3のカテゴリー
  8. 自分だけのカテゴリーを作る3ステップ
  9. AIで稼ぐための3つの土台
  10. この人ならという信頼に人は集まる
  11. 信頼は後払いではなく前払い
  12. 売るのは読み物ではなく使い物
  13. 1-5-50メソッドというAIを使った文章作成のフレームワーク
  14. 9億円を生む3層ファネルの設計図
  15. 9億円ファネルの第1層:無料で集める仕組み
  16. 9億円ファネルの第2層:無料読者を有料に変える
  17. 9億円ファネルの第3層:本当の収益源
  18. 基本は同じ。ただ精度が違うだけ
  19. AIは本当に稼げるのか

☕ 写真日記:エジプト

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イスラム教国家のエジプトではそこらじゅうでイスラムの文化を垣間見ることができた。

🍇 ニュースレター配信とAIの相性は?

ニュースレター配信とAIの相性はめちゃくちゃにいい。というか必須だと思っている。

ニュースレター配信は購読者に読むに値する価値を提供しつつ、定期的に配信しなければならない。これを「AI無しでやれ」なんて言われてもキツすぎる。

さすがにクリエイターとしての良識があれば、AIで生成してそのまま出すなんてことはないと思う。だいたいはAIツールの使い方を工夫して人様に読んでもらえる形にはする。ただ問題はその先。

AIで生成したコンテンツで稼げるのか?と。

この命題はニュースレタープラットフォームの運営者としてずっと考えている。

ということで今回のテーマにした。

🔥 800サイトが一夜で消えた日

2024年3月のGoogleアップデートは、AI量産サイトへの死刑宣告だった。

ターゲットにされたのは、AIで記事を大量生産し、広告収入を得るビジネスモデル。検索順位を上げるためだけに作られたAI生成の記事は「AIゴミ」と呼ばれ、Googleの検索結果にまったく出なくなった。

トラフィックが消滅し、収益がゼロになったサイト運営者の悲鳴がXに溢れた。消し去られたサイトの広告収益を合計すると、月に約6,700万円が吹き飛んだ計算になる。

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同様の粛清はアマゾンでも起きた。Kindleで1日に出版できる新規タイトル数が「3冊」に制限された。AIとスクリプトで1日数百冊をアップロードしていた業者にとっては致命傷だった。彼らはAI生成の料理レシピ本や旅行ガイドブックを文字通り1日に100冊以上も自動出版して稼いでいた。それが突然の終了宣告を受けてしまった。

プラットフォームからのメッセージは明確だった。「AIに丸投げしただけのコンテンツは、商品としての価値を認めない」と。

💰 同じAIを使って年間9億円を稼ぐ2人

Googleに消されたサイトがある一方で、AIを駆使して収益を伸ばし続けている2人がいる。

Nicolas Cole氏とDickie Bush氏。彼らが運営する「Write with AI」は、サブスクリプション収益だけで年間約4,500万円を稼ぎ出し、彼らのコンテンツビジネスは合計すると年間で9億円以上を稼いでいる。「Write with AI」はその中のひとつでしかない。

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© Nicolas Cole & Dickie Bush

その「Write with AI」にしても月額20ドルという、一般的なニュースレターの2.5〜4倍のプレミアム価格で販売されているが、多数の有料購読者を抱えている。

彼らだけが特別なAIを持っている訳ではない。あなたや私とまったく同じAIを使っている。そう。ChatGPTやClaude、geminiだ。おそらく前チャプターで紹介した、AIゴミを生成しまくって退場してしまった業者も同じAIモデルを使っていただろう。

しかしなぜCole氏とBush氏はAI時代にとんでもない規模で成長できているのか。なにが違うのか。

❓ AIを使っても収益に10万倍以上の差が出る理由

私は「みんなのニュースレター」を運営している。だから各ニュースレターの収益事情を誰よりも知っている立場にある。実際、このプラットフォームで売上トップクラスのクリエイターたちの多くはAIを駆使している。

1年前、私はAIを魔法のように感じていた。 プロンプトを入力すれば、無限に文章が湧き出てくる。 「これで楽に稼げる」と。

しかし2025年の今、状況は一変した。 誰もがAIを使っているのに、稼げている人はほんの数%。 稼ぐ人と稼げない人では10万倍以上の差が出る。これが現実だ。

では何が、ここまでの差を生んでいるのか、とよく考える。「みんなのニュースレター」を運営する立場としては全ての配信者さんの収益を成り立たせて欲しいから。私は配信者さんには「今の時代にAIの活用は必須です。とにかくAIを上手に使って配信してください」と言っている。

しかし現実はそう甘くはない。誰もがAIを使いさえすれば稼げる訳ではない。

「Write with AI」を再度じっくり研究してみた。「Write with AI」はこちらの記事で2023年の12月に取り上げた。しかしあの頃と今とでは状況が一変している。変わらないのはそれでも「Write with AI」が稼ぎ続けていること。むしろさらに売上が巨大化していること。

「Write with AI」の答えがなんとなく把握できてきたのでこの記事でみなさんと共有したい。

つまり「どうすればAIを使ってテキストコンテンツで稼げるようになるのか」について。

🎯 戦わない場所を決める

まずAIを使ってコンテンツを生成する前に考えていただきたいことがある。それは「ポジショニング」について。

ポジショニングとは、競合と戦わないことを決めること。もっと言えば、競合が存在しない場所を自分で作ること。

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© Nicolas Cole & Dickie Bush

2023年以降、無数の「AIインフルエンサー」が登場した。彼らはこぞってプロンプトを販売し始めた。しかし、その多くは質の低いスパムのようだった。この傾向は特に英語圏がひどかった。そこらじゅうでプロンプトが販売されていた。ぶっちゃけ誰でも今日からできる「プロンプト販売」だったのだから。

結果、AIプロンプト市場はあっという間にレッドオーシャンになった。価格は下落し、差別化は困難になり、多くの販売者が消えていった。

Cole氏とBush氏は、この戦場に参入しなかった。彼らは「既存のカテゴリーで1位を目指す」のではなく、「新しいカテゴリーを作って、そこの1位になる」という戦略を取った。

🏷️ 「ライター」でも「エンジニア」でもない第3のカテゴリー

彼らが作った新しいカテゴリーは「AI×クリエイター」の領域だった。

既存のカテゴリーは以下のようになっていた。


  • フリーランスライター:
    • 時間を切り売りする労働者。AIに仕事を奪われる恐怖に怯える
  • AIプロンプトエンジニア:
    • 技術には詳しいが、コンテンツの質が低い。読者の心を動かせない


Cole氏とBush氏はどちらにも属さなかった。

彼らは「AIを活用して生産性を10倍にし、創造的な仕事に集中し、かつ収益をあげる新しい種類のクリエイター」という立ち位置を作り出した。

「Write with AI」を購読することは、単なる情報収集ではない。このアイデンティティへの投資として定義されている。まずこのカテゴリー設定が絶妙だった。

🛠️ 自分だけのカテゴリーを作る3ステップ

新しいカテゴリーは、3つのステップで作れる。

Cole氏とBush氏がやったことを分解してみた。

  • ステップ1:自分の強みを書き出す。 彼らの場合は「10年以上のライティング実績」「数万人を指導した経験」だった。
  • ステップ2:既存カテゴリーの限界を見つける。 「フリーランスライター」は時間の切り売り。「AIエンジニア」は文章の質が低い。どちらも不完全だった。
  • ステップ3:両者を組み合わせた新しい定義を作る。 「AIを活用して生産性を10倍にし、創造的な仕事に集中し、かつ収益をあげる新しい種類のクリエイター」という概念が生まれた。

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© Nicolas Cole & Dickie Bush

ポイントは「既存カテゴリーの欠点」と「自分の強み」を掛け合わせること。

あなたにも必ず強みがある。その強みが既存カテゴリーのどんな欠点を補えるか。この問いに答えられれば、あなただけのカテゴリーが見えてくる。

Write with AIの月額20ドルという強気の価格設定は、このポジショニングがあって初めて成立している。土台がなければ、どんなに良いコンテンツを作っても価格競争に巻き込まれる。

🧭 AIで稼ぐための3つの土台

ここまでで「ポジショニング」について解説した。しかしこれは3つの土台のうちの1つに過ぎない。

Cole氏とBush氏が年間9億円を稼ぐ理由は、AIの使い方が上手いからではない。AIを使う前に、3つの土台を築いていたからだ。

  1. ポジショニング ── 競合と戦わず、自分だけのカテゴリーを作る。
  2. 信頼 ── 「この人なら」と思わせる実績と、それを証明する無料コンテンツ。なぜ読者は月額20ドルを払うのか。
  3. 有形資産 ── 読み物ではなく「使い物」を売る。彼らの記事は使えるツールになっている。

この3つが揃って初めて、AIは収益を加速させる武器になる。土台なしにAIだけ使っても、Googleに消された800サイトと同じ運命をたどる。

有料部分では、2と3の具体的な作り方を解説した。彼らが実際にやっている「信頼の前払い」の仕組みと、「1-5-50メソッド」という実例を紹介した。

無料コンテンツはここまでです。

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有料コンテンツの内容

  • この人ならという信頼に人は集まる
  • 信頼は後払いではなく前払い
  • 売るのは読み物ではなく使い物
  • 1-5-50メソッドというAIを使った文章作成の...
  • 9億円を生む3層ファネルの設計図
  • 9億円ファネルの第1層:無料で集める仕組み
  • 9億円ファネルの第2層:無料読者を有料に変える
  • 9億円ファネルの第3層:本当の収益源
  • 基本は同じ。ただ精度が違うだけ
  • AIは本当に稼げるのか
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