user【週刊】1万ドル以上を稼ぐニュースレターを徹底的に分析したらこうなったsearch
AIが書いて年商2億円を稼ぐニュースレータが人気の理由
【第51号】今のトレンドはAI。しかしAIを使ったからといってニュースレターが人気になるとは限らない。AIに書かせつつ人気にするためには理由があった
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ジャバ・ザ・ハットリ
2023/12/04

第51回目の今回は「あなたはポテトチップスをひとつだけ食べて終わることができるか?」と語りかける著者(AI生成)のニュースレターを分析した。テーマはAI生成の文章術。

このニュースレターはクリエイター、課金モデルを成り立たせたい人に向けて書いている。

個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートする。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。



👫 もくじ

  1. ニュースレターの宿命は定期配信
  2. 効率的に書くことの鍵はAI
  3. 【他人のニュースレターを勝手に分析】AIを使って書くニュースレターが圧倒的に人気になる秘密とは
  4. ニュースレターの年商は2億円
  5. ポテトチップスをひとつだけ食べて終わることはできるか?
  6. AIが「読みたくなる文章」を書くには
  7. デジタル文章に必要なのは読ませる型
  8. AI文章生成で必要なのは目利き
  9. 1.3.1の法則
  10. AI生成文章に型を当てはめる
  11. AI文章生成3つのポイント
  12. 実は事業の根幹は他にある
  13. 圧倒的なクオリティで文章術を抑えたことが勝因
  14. マネはできなくても学ぶことはできる



🧙‍♂️ ニュースレターの宿命は定期配信

ひどい風邪をひいてしまった。しかしニュースレターの宿命は定期配信であること。

体調がなんであっても配信しなければならない。いろんなすご腕のニュースレター運営者を調べているが、彼らも人間だ。時には体調を崩すこともあるのだろうが、なぜか絶対に定期配信を怠ることがない。どんな時でも必ず出している。そういう姿を見てきているので、私なんかが今のレベルで休む訳にはいかない、と気合を振り絞って今回は書いた。

しかし今後についてはこの対策の必要性を感じている。



🕌 効率的に書くことの鍵はAI

毎週、質と内容を保った記事を配信するための鍵はAIじゃないか、と考えている。

とにかくもっと計画的に効率的にニュースレター記事を書きたい。今のやり方は調査から執筆完了までに時間がかかり過ぎている。時間をかけた分だけいいモノが完成するのならいいが、必ずしも時間と質は比例しない。

とにかく効率化が必要なのは確かだ。そしてそのヒントはChatGPT(GPT-4)などのAIを活用することかな、と。今回とりあげたニュースレターはまさにそれをテーマにしたニュースレター。

ぶっちゃけ今でも私のニュースレターのAI活用率は10%にも満たない。今後はこれをもっと上げていきたい。ChatGPTはとにかく英語が得意で日本語が苦手なようなのも理由のひとつ。それは今後の技術革新で解決してくれるだろう。

ChatGPTが本当にスムーズにスタイルにあった日本語を返答しだした時にあなたは使いこなせる準備ができているだろうか。

そんなことを考えている人にとって、この記事はかなり参考になると思う。



【他人のニュースレターを勝手に分析】AIを使って書くニュースレターが圧倒的に人気になる秘密とは

今回とりあげたのはWrite With AI(AIと書こう)。テーマはそのタイトル通り、AIを使って書く文章術。著者はNicolas Cole と Dickie Bush。


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著者のNicolas Cole氏

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著者のDickie Bush氏


この2人は以前の記事「ツイッターの達人が解説する手法を取り入れたらフォロワー数が爆伸びしたので共有する」でも紹介したShip 30 for 30の共同創業者。デジタル文章術を中心に事業展開している2人だ。

今回は彼らが別のテーマで展開しているニュースレターを取り上げた。



🍓 ニュースレターの年商は2億円

Nicolas Cole と Dickie Bushはオンライン文章術を軸にして様々な事業展開をネット上で行っている。Write With AIというニュースレターだけに関して言うと、これはサブスタックの教育部門で2位の売上げになっている。

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数ヶ月前のポッドキャストで「有料購読者数が6000人を超えた」とちらっと言っていた。この有料購読は月に19ドル(2800円)になっている。

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つまり年商は

2800円 × 12ヶ月 × 6000人 ≒ 2億円

になる。

さらにこの著者の事業はこの2億円だけでは終わらない。2億円というのはあくまでWrite With AIの売上げでしかない。その辺の仕組みは後の章で詳しく解説する。



🥔 ポテトチップスをひとつだけ食べて終わることはできるか?

あなたはポテトチップスをひとつだけ食べて終わることはできるだろうか?

これはWrite With AIの著者が記事の中で読者に投げかけていた質問。

ポテトチップスをひとつだけで終わり。それはきっとできない。ひとつ食べたら「もうひとつ」「またもうひとつ」と食べ続ける。

文章術でやるべきことはこれと同じ。読者が最初の1文を読んで、次もその次も読ませること。ここでまず最初のポイントは最初の1文をとくかく読んでもらうこと。読んで「次を読みたい」と思わせること。

これはただ単にChatGPTに「いい文章を書いて」と頼んでも完成しない。そこをライティングテクニックで解説しているのがこのニュースレターの特徴。



😀 AIが「読みたくなる文章」を書くには

Write With AIの記事を無料公開分でもいいからザっと見て欲しい。そのどれもが前述のポテトチップスの例のごとく、最初の1行を読めば次を読まずにはいられなくなる。

私もずっと読んでから後になってふと考えた「これってAIが書いてるんだっけ?」と。

どちらかと言うとAIの能力は人間以上だと思っているし、AIはどんな場面にも活用するべきとは考えている。それでもAI生成の文章に関してはなにか味気が無い、という印象だった。

しかしWrite With AIに書かれている記事はまったく異なる。かなり読ませる文章だ。もちろん著者の2人が推敲して手直しもしている。それでもそこに書かれている文章をAI生成とか意識せずにただ無心に読んでしまうのは大したモンだと思った。

Write With AIで分かってたのは無味乾燥な文章をAIが吐き出すのはAIが悪いのではなく、AIの使い方が悪かったのだ、と。



🦭 デジタル文章に必要なのは読ませる型

今、あなたはこの記事をスマフォかコンピュータで読んでいるだろう。これを読む30分前にまでさかのぼってどんな文書を読んできたかを思い返して欲しい。きっとそれはX(旧:ツイッター)の投稿だったり、どこかのブログ記事だったり。それらはとても美しい文章で書かれたモノだっただろうか?

きっと違う。ほとんどは素人が書き散らかしたようなコンテンツだったはず。それでもなぜかあなたは読んだ。中にはかなり興味深く読んだコンテンツもあったかもしれない。なぜそれを読んだのか?ほとんどの場合、それは

文法的に完璧な文章でもなく

美しい抒情的表現に綴られた文章でもなく

プロの作家にしかできない技巧をこらした文章でもない。

そこには「読ませる型」があったからだ。現代のオンラインに投下するデジタルコンテンツでは「読ませる型」が最も重要であり、これがありさえすれば読んでもらえる。

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以下の有料コンテンツにはChatGPT(GPT-4)に読み込ませるプロンプトも少しは入っているが、本格的にChatGPTを文章術に使いたいのであればWrite With AIを有料購読することをおすすめします。Write With AIではほとんどのプロンプトは有料コンテンツです。ここでは他人の有料コンテンツをコピーして販売するようなことはしていません。


これ以降はWrite With AIが打ち出すAI生成文章術のポイントとそれが不思議なぐらいに「読まれる文章」になる理由、また年商がなぜ2億円にもなるのか。

それらの仕組みについて独自分析した内容になる。