第９０回目は最新のAIツールを紹介するニュースレターを取り上げた。

「みんなのニュースレター」から発行されているニュースレターの４件にひとつはAI系。AIは今の最も熱いトレンドで数も多い。しかし本当に儲かっているのはほんの一部でしかない。今回のAI系ニュースレターの急成長戦略は

個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートしている。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。

家の近くのスーパーマーケットでMrビーストのチョコレートを売っていた。前からYouTubeでは見てたけどアメリカならともかくヨーロッパではあまり見かけなかった。が、ついに来た。もうユーチューバーが全世界的にチョコを売る時代になったんだなー、と。

「みんなのニュースレター」にテーブルを埋め込む機能をベータ版としてリリースしました。

こんな風にテーブルが入れられる。

配信者の方はぜひ使ってみてご意見ください。

これからニュースレター配信を無料で開始する方はこちらから。

【他人のニュースレターを勝手に分析】AI系ニュースレターを急成長させた方法

（サイバークロワッサン）。最近のAIツールを紹介しているニュースレター。

配信者はキャプテンYar（Yaroslav Sobko）。

このサイバークロワッサンの特徴は創刊からわずか７ヶ月で月刊収益２３０万円にまで伸ばしたこと。

星の数ほどあるAIをテーマにしてニュースレターの中でこの収益性と急成長は脅威的。

サイバークロワッサンの収益の源泉はスポンサー広告。

数多くのAI企業やメディアがサイバークロワッサンのコンテンツの中に広告を入れている。その広告料が収益になっている。注目するべきなのはその成長性。創刊から７ヶ月目にして月商２７０万円に達したこと。

「なんでこんなに速くスケールするの？」「私なんてもっと前からニュースレターやってんのに😭」と思わずにはいられない。

🥑 １分で読めるAIに関する記事

サイバークロワッサンのコンテンツは一言で言えば「１分で読めるAIについての最新ニュース」

とにかく軽くてカンタンに読める。週に２、３回届く。

週刊が多いニュースレターの中では週に３回も届くと普通はちょっと多く感じる。が、サイバークロワッサンにそれはない。ひとつひとつが軽いのでうざくない。

「あっ今日も届いたな」と思ったその時にメールを開いて１分でサラっと読めてしまう。この軽さがウケている理由のひとつ。

🧏 スティーブ・ジョブズからのアドバイスが欲しい？

サイバークロワッサンの記事のひとつ「

これを読めばだいたいこのニュースレターの打ち出している内容がご理解いただけると思う。

スティーブ・ジョブズからのアドバイスが欲しい？今ならできます。ある程度は。

ビジネス界の偉大な頭脳から、あなただけに向けたアドバイスをもらう方法。タイムマシンは必要ありません。

AIのおかげで、それが可能になりました。仕組みは次のとおり。

Steve Jobsとして行動し、私の現在の状況に関するガイダンスを提供してください。

あなたの背景、環境、および以前の努力や試みた解決策に関する関連する詳細を含めて、あなたの状況に関するコンテキストを提供

この状況を考えると、あなた（Steve Jobs）の経験と哲学を考慮して、この課題を効果的に達成するため、どのようなアドバイスを提供しますか？

空白を埋めて、AIに仕事をさせましょう。

私たちは皆、時にはガイダンスが必要です。しかし、世界的なメンターに教えをもらうことができる人は多くありません。このAIツールは、誰にでも「難しい問題に対する新しい視点」「見逃していた解決策」を提供してくれます。

そして、一番良い点は、24時間365日利用可能ということです。

大胆に行動し、世界を変えましょう。

この記事の下に広告が３つほど入っていて終わり。わりと短いし軽い。

ここで「あーそういうのね」と理解した気になって終わってはいけない。なぜならこのニュースレターはブッチギリで儲かっているのだから。

次の章からどのようにしてこのサイバークロワッサンがはじまり、その後、急成長させたのか、について書いた。

🎈 ニュースレタービジネスは今、最も熱いビジネス

キャプテンYarは「ニュースレターを中心においたビジネスは２０２４年の最も熱いビジネスだ」と語っている。

数年前の彼はまったく別のプロダクトをウェブで売っていた。売るためにフェイスブック広告など様々なメディアを試し、その中のひとつがニュースレターだった。プロダクトの規模も小さく、そのニュースレターも小さなサイズだったのでそこまで人気にはならなかったが、可能性は感じていた。

そこでモーニングブリューの成功を聞いてこれは本気ですごい、と思ったらしい。

モーニングブリューとは超人気の時々ニュースを届けるニュースレター。草分け的な存在になっている。詳しくはこちらへ

まず購読者のメールアドレスを入手し、SNSのアルゴリズムに左右されない直接のつながりをEメールで持つ点に注目した。つまりニュースレターさえしっかり運営できればなんでもアリだな、と。

そこで彼はプロダクトを売るのをやめてニュースレターをビジネスの中心に持ってくる決断をした。

🐼 最初の３ヶ月はテストの繰り返し

キャプテンYarのやり方はとにかくテスト。最初の３ヶ月はほとんどテストしかしていなかった、という。

とにかくダメなニュースレターを出す。そして次の週にはちょっとマシだけどまだまだダメなニュースレターを出す。出して出して出し続ける。

キャプテン曰く、本質的にはニュースレター運営に必要なのは

試行錯誤を繰り返して、その結果に素早く反応して次の策を打ち出すこと

、と。これで最初の３ヶ月でいくつもテストしてコンテンツの型が決まった。

🪫 コンテンツの型が決まればグロースあるのみ

型を決める段階が終了したら、次にひたすら購読者を集めて成長させるグロース期間に入る。

サイバークロワッサンの主な集客装置は有料広告。様々なメディアに有料で広告を出して購読者を集める。コンテンツは最初の３ヶ月でテストを繰り返してウケる内容にまで高めている。だから広告で人が入ってきさえすればウケることは確定すみ。

ポイントはいかに広告の費用対効果を高め、目標をどこに設定するのか、になる。

昨年の１０月にキャプテンはまず週に１００人の新規購読者を獲得、という目標を設定した。７日で割ると１日に１３人の新規購読者になる。１３人が入るまではとにかくあの手この手で達成させる。そうしているうちに日々の活動の中でどの方法が費用対効果が高く１日に１３人が入ってくるのか、が把握できてくる。

翌月の目標では週に２００人に変わっていた。今では月の目標は２５０００人の新規購読者になっている。

無料コンテンツはここまでです。

以下の有料コンテンツではこんな内容を掲載しています。

分析ってどんな分野でも活かせますね。ニュースレターの分析、noteの分析、Twitterの分析、子どもの行動分析…

結局のところ「やったほうがいいけど、ほとんどの人がやらない面倒なこと」を、徹底的にやり抜いた人が勝つんだなぁと思いました！

確かに。分析ってやればいいのは分かってるんだけど面倒ですよね

デザイン事務所ではたらく空間デザイナーが描く、読むとひらめくニュースレター。
クリエイターとして長いあいだ疑問だった　”アイディアってどこから降ってくるの？ ”を問い、考え、研究しています。

このニュースレターを購読すると、３つの現象が起こる可能性があります。
・アイディアがわく
・新しい視点の獲得
・発想力の強化

ぜひ読んでみてください。