user【週刊】1万ドル以上を稼ぐニュースレターを徹底的に分析したらこうなったsearch
「みんなのニュースレター」進捗報告とコンセプト
【第28号】「みんなのニュースレター」というニュースレターを書くためのプラットフォームを開発中。今回の読者さんからのご質問とその回答は最多の4つ
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ジャバ・ザ・ハットリ
2023/06/26

第28号目の今回はいつもの分析レポートをお休み。今はニュースレタープラットフォームの開発にほとんどの時間を使っている。そのプラットフォーム名は「みんなのニュースレター」。今回はその進捗報告。

これはコンテンツのクリエイター、課金モデルを成り立たせたい人に向けて書いている。

個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、そのコンテンツを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートする。(今回は休み)あなたがクリエイターならとても参考になるはず。



👫 もくじ

  1. 読者の期待を裏切ったら終わるのがニュースレター
  2. みんなのニュースレターで記事の表示
  3. みんなのニュースレターのコンセプト
  4. ツイートの埋め込み表示
  5. シェアした時のツイッターカードの表示
  6. エディターが重要
  7. ぜひ感想ください
  8. みなさんからのご質問と回答
    • 匿名のコメント
    • 匿名のコメント2
    • 匿名のコメント3
    • 匿名のコメント4

🫕 読者の期待を裏切ったら終わるのがニュースレター


ニュースレター運営において最も重要視するべき指標のひとつが購読の解約率。新規の購読者を集めることばかりに集中していると、カンタンに足元をすくわれる。

「こんな企画でニュースレターを発行してますよ」と告知して、その告知内容に期待をして来てもらった人が購読者となる。そんな人達が解約してしまう瞬間は決まって、そのコンテンツ内容が期待の最低ラインを下回った時。

期待の最低ラインとは購読者との約束。例えば「毎週月曜日の朝に出します」と言えば、なにがあっても出すこと。

それができない、もしくはカンタンにそんな購読者との約束を破ってしまうようではニュースレターの運営は難しい。

今回は執筆時間が大幅に減ってしまった。しかしその期待の最低ラインを絶対に下回らないように考えて書いた。幸い今週はたくさんのコメントもいただいて、コメントの返信欄が充実している。それも含めてお楽しみください。

では、今回は開発中の「みんなのニュースレター」の話しがメインです。



💏 みんなのニュースレターのコンセプト

「みんなのニュースレター」とは誰でもニュースレターを発行して、読者を集めて、課金できるプラットフォーム。


「みんなのニュースレター」コンセプト

  • デザインはほぼサブスタックと同じにする
  • プラスして日本語を読みやすくチューニング
  • 流入経路としてツイッターを強化(少なくともサブスタックよりはマシに)
  • 記事と購読者Eメールアドレスのエスクポート機能は必須
  • 音声配信との親和性を重視(Voicyとstand.fm)
  • 課金機能を充実させクリエイターへの還元を優先


これまでさんざんニュースレターを書いてきて、書き手として欲しいモノがたくさんあった。それらを詰め込むつもり。

しかしクリエイター(書き手)の目線で考えて、このコンセプトのままでは「とにかく『みんなのニュースレター』で書きたい!」と思ってもらうほどにはなっていない気がしている。

なにかいいアイデアがあればぜひコメントください。



🙆‍♂️ みんなのニュースレターで記事の表示

ニュースレター記事を表示する部分ができてきた。自分の記事も少しずつ移行している。




🥤 ツイートの埋め込み表示


サブスタックではツイートの埋め込み表示ができないが、「みんなのニュースレター」ではできる。

ほとんどのブログでは普通にできることだけど、サブスタックで苦汁をなめさせられてきたので、こんな単純なことも嬉しい。






🌹 シェアした時のツイッターカードの表示


記事をシェアした時にもツイッターカードが表示される。(まだサイトは完成していないのでシェアは控えてください)

「みんなのニュースレター」のドメインはツイッターに拒否されていないので、極端にインプレッションが下がることもない。




🧸 エディターが重要


わりと苦労したのはエディター。エディターとは書く時に使うソフトのこと。

3つほど試して結局、Lexicalにした。

https://github.com/facebook/lexical

記事の書き心地を最高に保つためにはとても細かい部分のチューニングが必要になる。先の2つではどうしても改行時の動作やリストを書き込む時の調節ができなくて断念した。その点でLexicalはかなり基本的な部分からのコーディングが必要になるが、細かい調節が可能になる。


クリエイター(書き手)が1番重要な顧客になるので、こういうところの投資をケチってると成り立たない。



🎰 ぜひ感想ください


「まだ未完成だから」などという遠慮は不要なので、ぜひ今の段階でも感じたことがあれば感想ください。

最近はほぼ全ての空き時間を「みんなのニュースレター」の開発にあてている。ツイッターも休止してるし、分析レポートも休んだ。

まず自分のニュースレターを今後も自律可能にするには必要なことだし、ここはガマンしてでも開発に時間を使うべきかな、と。

コンセプトやらデザインを見て「ちょっとおかしいんじゃない?」というご批判でもぜひ送ってください。



🐑 コメント募集中です

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🧐 みなさんからのご質問と回答


🍎 匿名のコメント(マシュマロから)


ロンドンの新規開業レストランを紹介するニュースレターを拝見しました。

発行元は紹介するレストランをどのように決めているのでしょうか?

実際に食べに行くのであればコストも掛かりますし、毎日ニュースレターを発行するのも大変そうです


読んでいただいて、ありがとうございます。

前回の記事でSoft Launch Londonというニュースレターを分析、紹介しました。このビジネスモデルはレストランからの出稿依頼を受けて掲載、という流れです。つまり依頼があった順番ということだと思います。

ただこのニュースレターはそこまでたくさんの情報が表に出ている訳ではないので詳細は分からなかったです。



🍏 匿名のコメント2(マシュマロから)


初めて個人開発に挑む様子や、初めてイラストの作品を生み出す様子、そしてこの先15年以上をかけて挑む前列のない子育て、について配信していきたいです。

ニュースレターを配信するなら、間違いなくジャバ・ザ・ハットリさんのプラットフォームがいいです。

先週からTwitterスペースを始めて、めちゃくちゃ楽しいです。

本当のゼロから創り出す過程を、音声配信+ニュースレターでやってみたいです!


コメントありがとうございます!ぜひ実現させてください。

ただ少し気になるのが企画内容がニュースレターよりもブログが適しているかもしれない、という点です。ニュースレターは同じコンセプトで首尾一貫してやり続ける必要があります。

個人開発、イラスト、子育て、とそれぞれがバラバラのテーマになるので、ブログの方により親和性を感じます。ブログにするとそれぞれのテーマに興味がある人が検索でヒットして来ていただけるからです。

これがニュースレターになると購読者のメールボックスにプッシュ型でメールが配信されます。そうなると購読者に「これは私のメールボックスに毎回入れて読ませて欲しい!」と思ってもらえる企画を設定し、それを裏切らないように一貫性あるコンテンツ配信が求められます。

みんなのニュースレターを使っていただければとても嬉しいです。ただ書いていただくクリエイターさんの成功が無ければ意味がないので、この回答を書きました。ぜひじっくりお考えください。



🍊 匿名のコメント3(マシュマロから)


最近、偉人伝が連続ツイートのトレンドから無くなりつつあるように感じています。ジャバ・ザ・ハットリさんは偉人伝に続く次のトレンドは何になるとお考えですか。


次のトレンドはさすがに分からないです。

それと私自身は偉人伝のトレンドがあった、とはあまり考えていません。ツイートを伸ばしている人をかなり分析して、その私なりの結論は「テーマや書く内容はなんでもいい」でした。

それはすごい人達が作ったツイートに書かれた内容自体には共通点がまったく見つからなかったからです。その代わりにその内容を伝えるためのストーリーテリングやバズの仕組みを入れ込むテクニックを見つけることができました。

ツイートを伸ばすために必要なのは書く内容よりもそのテクニックこそが重要と思います。テクニックさえマスターすれば、どんな内容でもバズが生み出せるでしょう。

確かに特定の個人(偉人)を取り上げて、その人物が成し遂げたことをストーリーにするツイートがたくさんあったのも事実です。仮にそれを「偉人伝」と呼んだとしてもトレンドとは思えないのは「偉人伝を書きさえすればバズる」とはなっていなかったからです。

例えばニコラ・テスラを取り上げたツイッタースレッドを英語、日本語含めて5個以上は見たことがあります。ニコラ・テスラは1800年代の後半に活躍した天才的な電気技師の発明家です。


Tesla Sarony.jpg

イーロン・マスクが率いる電気自動車のテスラの社名の元になった人物でもあります。業界で活躍した金持ちでハンサムで社交界でも大人気でありながら、天才であるがゆえに様々な確執といさかいがあり、なんとも数奇な人生をたどった人物です。

そんな彼のストーリーを語るツイッタースレッドをいくつも読みましたが、その全てが異なっていました。同じニコラ・テスラの物語であっても書く人によって取り上げる部分が異なるからです。ある人はもうひとりの天才エジソンとの確執を取り上げたり、またある人は電気自動車のテスラの社名から物語を始めたり、と。

当然それぞれが獲得したインプレッション数も大きく異なっていました。

ちなみに私も書きました。その1ツイート目に書いたのは晩年のニコラ・テスラが低所得者用の宿でひとりで孤独死しているところを発見されたことを書きました。

人類の科学技術に偉大な功績を残した人物の最後としてあまりにも悲しく衝撃的だったので、それを中心にツイッタースレッドを作りました。そこを取り上げたツイッタースレッドは私が見た限りでは無かったように思います。

とにかく偉人伝と言っても誰がどう書くかによって、まったく異なるツイッタースレッドになります。その結果も様々です。なのでトレンドとは言えないのではないでしょうか。

次のトレンドを気にされるよりも、ストーリーを伝えるテクニックの方に注目した方がいいように思いました。



🍋 匿名のコメント4(マシュマロから)


ジャバ・ザ・ハットリさんのツイートをいつも参考にさせていただいています。

ニュースレターで解説されていたツイート方法も読ませていただいて、できるだけ方法をマスターしようとしているのですが、なかなかフォロワー数が伸びなくて悩んでいます。

スペースにてジャバ・ザ・ハットリさんが「質を重視する」とおっしゃっていたのを聞かせていただきました。納得の内容でしたが、ジャバ・ザ・ハットリさんのようなレベルだからこそ、とも思います。

私のレベルでは今は質よりも数を重視するべきと考えて、できるだけ1日に1つ以上はツイートするようにしています。

もしジャバ・ザ・ハットリさんが伸びない人にひとつアドバイスをするなら、どんな内容になりますか?


とにかく考えること、になります。

質よりも数を重視するべき、とのお考えは十分分かりますし、それでいいと思います。1日に1つのツイッタースレッドを投稿するのはかなりの労力がいることでしょう。じっくり方法をマスターすればきっといつか成果が出ると思います。

冒頭に「考えること」と書いたのは、1日1つというノルマを達成するのはとても難しいように見えますが、仮にそこに「考えること」を除いてしまうとわりと楽になるからです。

私のツイッター運営はじっくり考えから投稿するスタイルで1週間に1投稿でもかなりキツかったです。そのひとつをトコトン考えるからです。

投稿ボタンを押してしまえば、それ以上には考える必要はなく、後は結果待ちの状態になります。それを繰り返して、あまり深く考えずに投稿を繰り返してしまうと、どんなに投稿が積み重なっても肝心のノウハウがついてこないので注意が必要です。

書く、投稿する、書く、投稿する、の作業の繰り返しで「ここにバズの仕組みをどう組み込むか?」と考える量が少ないと無意味になってしまうからです。

ツイッターのテクニック習得は投稿前に考えることが全てですから。

参考にしていただければ幸いです。



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ではまた次回の月曜日の朝にお会いしましょう。まだ未購読の方はまた次回に会うために購読が必要ですよ!