第66回目は、前回と同じくひとり起業向けの情報発信ニュースレターを取り上げ、さらに深く掘り下げた。
個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートしている。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。
今週はほとんどの開発時間をコメント機能の実装に使った。もうすぐリリースされる予定。
V1でリリース予定のコメント機能
V2でリリース予定のコメント機能
コメントによる読者からのフィードバックを得る手段は重要だなと感じた。それはネテロさんのコミュニティに入って、いろいろとこのニュースレターについての意見をもらったから。やはり様々な意見を聞かせてもらえる機会を作ることは、そのままサービスのクオリティに直結する。
コメント機能のリリースが落ち着いたら、このニュースレターの値段も変更するつもり。値段に関する貴重なご意見をいただいたから。
ニュースレター運営、特に有料コンテンツの運営はとても難しいし、絶え間ない改善が求められる。今回の分析記事はそうした有料コンテンツの運営でとても参考になるニュースレターを取り上げた。
今回とりあげたのはJustine Welsh。テーマはひとり起業の運営についてのニュースレター。
著者はJustine Welsh氏、ニュースレターのタイトルがそのまま名前になっている。
彼のニュースレターの人気の秘密については前回記事に書いた。
ひとり起業で年間2.6億円を稼ぐ男のニュースレターがウケる理由 |
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今回は実践に応用できるようなWelsh氏のノウハウを取り上げ、それに対する私なりの実践結果を書いた。
Welsh氏の手法を応用することはそのままニュースレター運営を持続可能にする。彼が説いているのはコンテンツが儲かる仕組みの原理原則。
この「1万ドル以上を稼ぐ個人サブスクメディアを徹底的に分析したらこうなった」では毎回ウケているニュースレターを取り上げて分析しているが、そのほとんどは1回で終わりにしている。これまで2回以上にわたって同じニュースレターを取り上げたことはDickie Bushのニュースレターぐらい。
Justin Welshのニュースレターを複数回、取り上げるのはその手法が単なるウケている事例のひとつには留まらないから。彼の手法を応用することは全てのニュースレター運営をより強固に持続可能にする、というのが私の意見。
それはなにより私自身が彼のコンテンツを隅々まで読んで応用してここまで来ているのだから。
世の中にはちょっとしたテクニックがあふれている。どんなにテクニックを使ったとしても、その根底に流れる原理原則の理解が必要になる。それが理解できていれば、その後の応用はいくらでも可能になる。
Welsh氏が様々なコンテンツで説いている仕組みには基本形がある。直筆の図による説明がこちら。
つまりSNSの拡散からはじまって、最後の商品購入までは階段のように設計されている。どんなターゲット顧客であってもSNSの投稿からひとっ飛びに商品購入にたどり着くことはない。階段をひとつづつ登るように順序を経てたどり着くのだ。
まるで顧客が知らず知らずのうちに階段を登っていくうちになぜか成約しているようにするのだ。
以下の有料コンテンツの内容
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