第121回目は先日、行った「みんなの討論会」の感想と今後の展開について。今回の記事は月に1回の全編無料公開です。
「みんなの討論会」を開催した。成功だったと思う。
テーマ:これからの情報発信は『テキスト』vs『音声』あなたはどっち?
参加いただいたスピーカーさん達
成功したと思う理由
10人のスピーカーが集まって討論をするコンテンツは成り立つことが証明された。とにかく聴いていて面白かった。
ただこれで十分とは思っていない。もっと改善してコンテンツとしての面白さを追求していきたい。
イメージしているのはYouTuberグループのSidemenのようなコンテンツ。
ヨーロッパ圏で間違いなくナンバー1のYouTuber。7人が集まるとめちゃくちゃっぽいけど、それが面白い。
「みんなの討論会」もなんとかこのレベルを目指したい。
第1回目の「みんなの討論会」が成功できたのは集まっていただいたスピーカーのみなさんが素晴らしかったから。このコンテンツの肝は人材。人材が全てを決める。
素晴らしい人たちを惹きつけ続けること。「あの討論会に出てみたい!」と思ってもらえるものを作り出さなければならない。
このニュースレターなどで告知する際には各スピーカーのみなさんの音声チャネルやらX投稿を貼って、そちらにトラフィックが流れるようにした。これは出演いただく方への最低限のマナーだと思っている。
そしてなにより出力を魅力あるコンテンツにすること。本当に面白いものを作ればそこに人が集まるのは原理原則なのだから。
討論の仕組みを持ってきて、10人のスピーカーが対峙して「その意見に反対です」と言ってもらうこと。これがわりと面白い。
音声配信の世界は大人しい。対談でもインタビューでも音声配信の登場人物は誰もが「そうですよねー」と同調しているように見える。真っ向から「反対です」なんて聴く機会はほぼない。
「みんなの討論会」はそんな風潮へのカウンター。今後はさらに対立軸が明確になるような演出をしたい。
すごい反対意見が次から次に飛び交っているけど、それが面白い!みたいな。
参加いただいたボイストレーナーみかさんの感想で「討論会には10人が居てひとりが話せる時間が限られている。しっかり準備した内容を差し込む必要があった。ムダなことを言うヒマなんてない」という内容のコメントをされていた。
素晴らしいことだと思う。情報密度を濃く保つ仕組みとして「ちょっと多いかな」ぐらいの人数に参加いただくのは有効な方法だと感じた。
ということで次回は13人にしようかな、と考えている。いかがですかね?
スピーカー数は何人が適正? |
13 |
10 |
6 |
とにかく「みんなの討論会」には個性的な方に出ていただきたいと願っている。
第1回もさまざまな分野で活躍される個性をお持ちの方達ばかりだった。だから成功したのだと思う。
「みんなの討論会」には誰にも共感されないような変なことを考えてる人にこそ来て欲しい。
そんな人がいれば自薦他薦でも、ぜひこのコメント欄に書き込んでください。これぞ!という人材には私からDMを送って登壇をお願いするつもり。
当たり前だけど、イベントには必ずトラブルがある。それでもコンテンツの面白さを保つのが主催の役割。
よくある話だし、それ自体については特に気にしていない。上記の当事者の方も気にしないで欲しい。それに次回もこんなトラブルが頻発すると思っている。
そういうトラブルを飲み込んででも面白いのが「みんなの討論会」、と思ってもらえるようにするつもり。
討論の仕組みをもっと整えていきたいが、とても気をつけたいことがある。それは整ったシステムによってコンテンツの魅力が損なわれないこと。
ほとんどのリスナーにとって「みんなの討論会」の魅力は用意されていない何が出てくるのか分からないカオスな状況だと思う。あまりにも準備が行きすぎて先読みが可能になっては意味がない。
スピーカーさんが気持ちよく討論できることは当然だが、あまりにも予想の範囲内で事が運ばれないように気をつけたい。
当面の「みんなの討論会」の課題はより面白くするにはどうすればいいのか、になる。
例えば第1回目を聴いた感想として「もっと話を丁寧に分かりやすくまとめる仕組みが欲しい」と思っておられたら、主催の私はまったく逆方向へ向かおうとしていることになる。
テレビや予算がかけられたYouTube番組の討論会と似たようなことをしてしまえば「みんなの討論会」はスグに「テレビでよくある討論会のB級品」になってしまう。
そうではなく「みんなの討論会」にしかない体験を作り出したい。そのためにはよりカオスな会にすることかな、と考えている。ご意見あればぜひコメントください。
今の私の考えでは「みんなの討論会」に司会進行役はつけないつもり。第1回では私が最初の紹介と最後のお礼だけ言ったが、それ以外はまったく話していない。
たくさんの方達からいただいた意見はこれ
MCがいて、それぞれに話を振るとスムーズに議論が進むのかなーと
スピーカーさんからするとごもっともなご意見。しかしリスナー側からすると求めているのは「面白い議論」であって「スムーズで整った議論」ではない。
司会が10人に均等に発言の機会を作り出せば、誰もが意見を述べることができる。最初、私は司会のような形でひとりひとりの紹介を行なって、スピーカーさん達に自己紹介をしていただいた。まさに均等しゃべりだった。その時にとてもゆるーい雰囲気が充満した。完全に私のミスだと感じている。
ほぼ全員の紹介がこんな感じになってしまっていた。
ジャバ「次は○○で大活躍中の○○さんですー!どうぞ!」
<沈黙>
○○さん「あっはい。みなさーん、聞こえてますか?」
<沈黙>
ジャバ(小さな声)「はい」
○○さん「よろしくお願いしますー ...」
ひとりならまだしも「聞こえてますか?」が3回4回と続いた時点で後悔した。
全てのスピーカーさんがXスペースに慣れている訳でもない。ついつい「聞こえてますか?」と確認したくなる気持ちは分かる。だがリスナーからすると「聞こえてますか?」なんて確認される声は情報量ゼロでしかない。もっと私がスピーカーさんとコミュニケーションを事前にとっておくべきだった。
「声を武器に ...」って言えばみかさん
「第35回コンテンツ大賞 ...」って言えばるる子さん
「NFT NEWS ...」って言えばakiさんのことです。その話が出たら用意して、私が話し終わった瞬間を狙って間髪入れずに自己紹介に入ってください。「聞こえてますか?」の確認は不要です。本当に聞こえてない時だけこちらからお伝えします。
ってやっとけばよかった。ネットコンテンツは冒頭が肝心なのに痛恨のミスだった。
どちらかと言えば後半の方が声が重なって議論にエンジンがかかってきた印象がある。冒頭でユーザーの心を掴めないコンテンツは後半が何であろうが廃れる。
この討論会では「誰かが話していてもいくらでも声を上からカブせてもいいルール」になっている。つまり熱量の高い人がマイクを奪って話す仕組み。カルロス山本さんとかマイクの奪い方が素晴らしかった。前の人が話し終わりそうな瞬間を狙って
カルロス「それには持論があります!」
と言って入ってくる。誰もが耳を奪われてしまっていた。
第1回目は多少の遠慮があったかもしれないが回を重ねるごとに「みんなの討論会」のノリをご理解いただいて、もっとたくさん声をカブせてくる白熱した討論になるはず。そんな討論会で司会が「では○○さんが話す順番です。どうぞ」なんて均等に割り振るようなのは私は聴きたくない。
みなさんはどう思われますか?
司会進行役は? |
あった方がいい |
ない方がいい |
第2回「みんなの討論会」は7月に行う予定。3ヶ月に1回がちょうどいいイベントかな、と。どうですか?
次回の開催月は? |
5月 |
7月 |
9月 |
その他 |
テーマは「個人クリエイターとAIの関係」について。第1回目のように明確な対立軸がなにかないか探しているところ。なんかアイデアがあったらください。
とにかく個人クリエイターにとって「AIを使いこなす」ってどういうことなのか、を考えている人たちの議論には需要があると思う。今のAI情報ってほぼパターンが決まっている。
こんな情報ばかりでクリエイターにとって実践的なアイデアを持ち寄ったのはほぼない。やればかなり有益な回になると思っている。ちょうどこの記事に反響があったのと同じ構造。
🐢 X(ツイッター)の攻略法が変わったことを知ってる人たちが実践する100万ビューの秘密 |
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次回はどんなテーマがいいですか?
次回の討論会のテーマは? |
クリエイターとAIについて |
前回と同じ「テキスト」vs「音声」 |
その他がいい! |
「みんなの討論会」はまだまだ発展途上。継続的なプロジェクトとして、これからドンドン伸ばしていきたい。
後から第1回目を見返したら「えー?1回目ってこんなのだったんだ。あの頃はまだまだ未熟だったんだなー」と思ってもらえるようにしたい。
そのためにはあなたのご意見が欠かせない。ぜひなんでも思ったこと、感想、これからの運営方針について、コメントください。
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