user【週刊】1万ドル以上を稼ぐニュースレターを徹底的に分析したらこうなったsearch
アメリカの片田舎で年間32億円を稼ぐニュースレターをたったひとりで発行する男のやり方 vol.2
【第84号】前回の続き。圧倒的に稼ぐニュースレターがやっていることの本質を分析した。
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ジャバ・ザ・ハットリ
2024/07/30

第84回目は前回に引き続いて、アメリカの農業をテーマにして年間32億円を稼ぎ出しているニュースレターを取り上げた。


そのニュースレターはとにかく配信している情報の質が極めて高い。その著者のアドバイス。

ニュースレターを書くためにトップ1%の賢い人である必要はないんだ。ただ平均より少し上ぐらいならもうOK。○○さえあればね。

シンプルだけど、とても深いアドバイスだった。


個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートしている。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。



👫 もくじ

  1. ワイナリーに行ってきた
  2. Discordコミュニティにたくさんご参加いただきました
  3. 【他人のニュースレターを勝手に分析】年間32億をたったひとりで稼ぐニュースレター
  4. これからオレンジジュースはどうなるのか
  5. なぜ月に1万円近くも払って読む人がたくさんいるのか
  6. 読者に対して儲かる情報を提供することとは
  7. トップ1%の賢い人である必要はない
  8. 10年以上続くニュースレター
  9. 平均以上の情報を提供し続ける価値
  10. 日刊のニュースレター
  11. いい情報は出す人の元に集まる
  12. 情報の返報性の原理
  13. 32億円も稼ぐ理由とは



🍷 ワイナリーに行ってきた

ヨーロッパのワイナリーはどこに行ってもわりと楽しい。お酒は飲まないんだけど、ワイン作ってるとこやブドウ畑を見学したり、ワインに合わせた食事ができたりする。

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🦒 Discordコミュニティにたくさんご参加いただきました

すでに50名以上の方にご参加いただいた。情報発信やニュースレターに興味のある方はぜひご参加ください。



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【他人のニュースレターを勝手に分析】年間32億をたったひとりで稼ぐニュースレター

今回の分析対象は前回に引き続いてThe Van Trump Report。テーマは農業と先物取引。

前回記事のおさらい。


The Van Trump Reportの概要

  • 月に60ドル(約9500円)の有料ニュースレター
  • 有料購読者数は3−4万人。年間収益は32億円
  • 記事の執筆はKevin氏ひとりで行なっている
  • 購読者ターゲットは農業に従事する人や先物取引に関連する人たち
  • アメリカで農業に従事するひとは実はリッチな人が多い
  • テクノロジーの進化からもはや農業は情報ビジネスになっている
  • 数ヶ月、数年先を予想して多額の資金を投入するのがアメリカの農業ビジネス
  • アメリカの農業はほとんどウォール街のファンドマネージャー業と同じ
  • そうしたターゲットと情報価値がピッタリ合っているのがThe Van Trump Report


著者はKevin Van Trump氏。

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Kevin Van Trump氏


詳しくは前回記事を見てください。




🍊 これからオレンジジュースはどうなるのか

The Van Trump Reportの記事のひとつにオレンジジュースに関してのがあった。記事の内容はこんな感じ。


  • 世界最大のオレンジ生産国はアメリカとブラジルのどちらか
  • 1990年代の終わり頃、アジアミカンキジラミと呼ばれる害虫がフロリダに出てきた。
  • この害虫は木を柑橘類かいよう病にして、オレンジを苦くする
  • 2024年の時点ではフロリダのほぼ全てのオレンジ果樹園でこの病気が確認された
  • フロリダ州のオレンジ生産データ
    • 2000年 年間約2億4000万箱
    • 2023年 年間約1790万箱
  • この害虫がブラジルでも観測され出した
  • ブラジルではさらに昨年、極端な熱ストレスと干ばつに見舞われもう今年のオレンジの生産性が極端に落ちている


Kevin氏はオレンジ生産と今後の価格予想を書いていた。

普段はなにげに飲んだりしているオレンジジュースにもその生産の裏側ではこんなことが起こっているのか、と思った。

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🙆‍♂️ なぜ月に1万円近くも払って読む人がたくさんいるのか

オレンジの木に被害をもたらす害虫の影響を分析した記事がなぜ月に1万円近くもはらって読む人がたくさんいるのか?その答えは儲かるからだ。

もっと言えば対象の読者にとって月に1万円なんてカンタンに補えるほどみ旨みがある情報を提供しているから、となる。

先物取引や大規模農業に従事している人たちにとって、農作物の未来予想はとても重要。現代の農業経営はほぼ大規模農業のことを示す。小さな土地でちまちまやるのとは桁が違う。そうなると投資額がデカくなるし、収穫の数ヶ月や数年前の時点で未来の農作物の価格を把握しておかなくてはならない。

その予想情報をポイントをしぼって取捨選択するのは難しい。

私はこのオレンジの害虫の記事を読んで裏をとるためにネットで調べてみた。確かにネット上にもしっかり害虫の情報があった。ある意味ではこの害虫の情報だけならタダで手に入る。

しかしここで必要とされるのは局所的な害虫の情報から世界市場におけるオレンジの生産性にまで結びつけること。現代の全ての農業は世界市場で戦っている。ある国のオレンジ生産は地球上のほぼ全ての国のオレンジ生産に影響がおよぶ。世界市場を意識しつつ今後の農作物の価格を予想することは極めて困難なのだ。

それらをひとつに結びつけているのがThe Van Trump Reportになる。

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🍝 読者に対して儲かる情報を提供することとは

The Van Trump Reportは本当の意味で「有益な情報提供」とは何なのか、を示している。

著者のKevin氏はもちろんThe Van Trump Reportのどこを見ても「これを読めば儲かる。だから買え」とは言ってない。だいたい圧倒的な収益をあげ続けているニュースレターにそんな下手な売り込みは必要ない。そんなことをやるのは詐欺商材を売る連中だけ。

そしてThe Van Trump Reportがこんなにも支持されているのもそんな詐欺みたいな情報が溢れているから、その反動もあって余計にウケている。その辺によくある「儲かりまっせ!」と煽るだけ煽って中身がカスなのとはまったく違うことをコンテンツが示している。

本当の意味で読者に対して儲かる情報を提供するとはこういうことなんだよ、と手本のような感じがする。そうした「いい情報を提供するコツ」としてKevin氏が興味深いことを言っていた。



🌻 トップ1%の賢い人である必要はない

Kevin氏が農業や投資に関する情報を提供したり、自ら投資を行う上でのアドバイスがとても示唆に富んだ内容だった。それはこんな感じだった。


ニュースレターを書くためにトップ1%の賢い人である必要はないんだ。ただ平均より少し上ぐらいならもうOKなんだよ。ほとんどの人は平均なんだし、平均より上ならもうその時点で勝ってるんだ。ポイントはその平均より上ってのをずっと続けることなんだ。たまーに平均より上ってのは意味がない。何年にもわたってずっと平均より上だから意味がある。


最初は「そうかな」程度の認識だった。しかしKevin氏のニュースレターや活動内容を知っていくうちに、このアドバイスがものすごく深いことを説明していることに気がついた。

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無料コンテンツはここまでです。以下の有料コンテンツではこんな内容があります。


  • 10年以上続くニュースレター
  • 平均以上の情報を提供し続ける価値
  • 日刊のニュースレター
  • いい情報は出す人の元に集まる
  • 情報の返報性の原理
  • 32億円も稼ぐ理由とは