第42号目の今回は筋トレ情報を発信するニュースレターを取り上げた。トップクラスの実績を持つニュースレターの戦略には学ぶことが多くあった。これを読めばひとつやふたつ、あなたの情報発信に参考になるヒントが得られるはず。
このニュースレターはコンテンツのクリエイター、課金モデルを成り立たせたい人に向けて書いている。
個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、そのコンテンツを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートする。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。
キンドル作家として活躍されるキタノドロップさんから音声で「みんなのニュースレター」に関するご質問をいただいた。とてもいいご質問をいただきありがとうございます。
音声はこちらから。
以下はキタノドロップさんからいただいたご質問と回答。
質問:埋め込み機能はありますか?
上記でご覧いただいたように埋め込み機能はある程度完成している。StandFmとVoicyは既に実装済み。メールで読むとHTMLメールの制約から、メーラーのまま音声を再生することはできない。メールの場合は画像をクリックするとStandFMにジャンプして再生される。
ウェブで記事を見ていただく分にはその場でリンク先にジャンプすることなく音声の再生ができる。このウェブ記事はこちらから。
https://jabba.m-newsletter.com/posts/84a1eece97f773a4
特に音声の埋め込みを重要視している。それは素晴らしい情報発信をしている人達に「みんなのニュースレター」を使っていただきたいから。いい情報発信者の多くはStandFMやVoicyで音声も発信している。彼らはそんな音声を「ニュースレターにも埋め込みたい!」と思うはず。だから音声の埋め込み機能は必須と考えた。
Voicyの埋め込み例はこのようになる。
質問:配信停止はできますか?
購読者にとって「購読はもういいかな」と思った瞬間に購読解除できることはとても重要。「みんなのニュースレター」では全てのメールのフッター(一番下の灰色の部分)に購読解除リンクを設定している。
配信停止はそのリンクを押すだけで可能です。
この件はとても重要なので「よくあるご質問」にも記載した。
質問:カテゴリー機能は?
カテゴリー機能は記事ごとに「web3」や「キンドル」などのカテゴリーを作って、それぞれの記事を振り分ける機能。よくブログにも実装されている。
現在はまだ実装できていないが、きっとキタノドロップさんの執筆スタイルだと重要な内容に感じた。
後ほど実装するために計画にいれました。ご意見ありがとうございます!
キタノドロップさんは多くのキンドル書籍を出しているキンドル作家。執筆分野はAI、web3、ブロックチェーン、音声配信など。すごくおもしろい作家さんなのでぜひチェックしてみてください。
まだまだはじまったばかりの「みんなのニュースレター」だが、そこにご意見をいただけることがとにかくありがたい。
マシュマロを使ってなんでも感じたこと、欲しい機能などをお知らせください。
ウェブサイトのフッターに簡易的な「開発へのご要望」リンクも設置した。ぜひ何かあればなんでもお書きください。
今回とりあげたのはハイパフォーマンス・ジャーナル。筋トレにまつわる情報を発信するニュースレター。著者はカナダ人フィットネスコーチのDan Go氏。
Go氏はX(旧:ツイッター)とインスタを合わせて100万人以上のフォロワーを持ち、ニュースレターの購読者数は16万人。筋トレ系ニュースレターの中ではぶっちぎりの実績だろう。もちろん収益もかなりの数字になっている。
Go氏はフィットネスコーチでフィットネスジムの経営者だった。彼のビジネスの基本は対面。顧客がジムに訪れたり、パーソナルトレーナーとして契約した人と直接話してトレーニング方法を教えたりしていた。
ところがコロナ禍があったことから、そうした対面の機会が奪われ、方向転換を余儀なくされる。そこでビジネスを対面からオンラインへシフトしようとする。しかしビジネスとして全てのコンセプトがまったく異なることから、とにかく苦労させられ顧客ゼロの期間が何ヶ月も続く。
今となってはオンラインでバリバリに活躍するGo氏は「あの時の困難を乗り越えビジネスをオンラインへシフトしたことは素晴らしい一手となった」と語っている。
フィットネスは特に北米市場においてかなり供給過多な状態。オフライン/オンラインともにそこらじゅうにフィットネス関連の商品が溢れている。それはフィットネスコーチにしても同じ。普通にフィットネスコーチとしてオンラインに進出しても、大海の一滴となって埋もれてしまう。
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