第９９回目の今回はあるレゴ投資に関するニュースレターを取り上げた。

​廃盤になったレゴは中古市場で取引され、中にはプレミア価格がつくレゴセットもある。そんな仕組みを利用してレゴを投資対象として扱う「レゴ投資」がある。今回、分析したニュースレターのテーマはレゴ投資。

その著者のとても個性的な人生から思ったことは「この人、面白い！」だった。

個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートしている。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。

👫 もくじ

1. 写真日記：ノルウェーチーズ
2. XとThreadsと広告に力を入れてます
3. 【他人のニュースレターを勝手に分析】レゴ取引で儲けまくる男のニュースレター
4. 著者は内向的な起業家
5. The Introvert Entrepreneurの実績
6. レゴ投資ってなに？
7. なぜレゴ投資が狙い目なのか
8. マインクラフトNetherbastion
9. レゴ投資に必須のアマゾンFBA
10. 競合する投資のプレイヤーはどんな人たちなのか
11. 情報発信で狙うニッチとは自分自身のこと
12. ○○さえあれば、いいライターである必要はない
13. 最も効率よく学ぶ方法とは
14. 面白いニュースレターではなく、面白い人が作るニュースレター

🧗 写真日記：ノルウェーチーズ

ヨーロッパで暮らしてからチーズはいろんな国のを食べてきた。このノルウェーのブラウンチーズは他のどれとも違って個性があって、かつめっちゃ美味い。別名「キャラメルチーズ」とも呼ばれていてほんのり甘さもあって病みつきになる。

XとThreadsと広告に力を入れてます

いいニュースレター配信者に共通しているのは集客に手を抜いてないこと。

配信者ごとに集客チャネルは違うけど、すごい人ほど集客にはしっかり向き合っている。

それを見習って私もX、Threads、広告をしっかりやることにした。集客って本当にめんどくさいし誰もがついつい手を抜きたくなってしまう。そこをしっかりやる人って外から見てても「カッコいいぜー」となる。

やってくることは「購読してくださいー」「課金してくださいー」って営業してるだけでも、その大変さが分かってるからカッコよく映ってみえる。

ということで私もカッコよくなりたいのでXもThreadsも広告のフルパワーでやりきることにしました。

	ジャバ・ザ・ハットリ🇩🇪←🇸🇬←🇯🇵
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— ジャバ・ザ・ハットリ🇩🇪←🇸🇬←🇯🇵 (@nodenodenode1) November 9, 2024

【他人のニュースレターを勝手に分析】レゴ取引で儲けまくる男のニュースレター

今回取り上げたのはThe Introvert Entrepreneur（内向的な起業家）。テーマはおもちゃのレゴを使った投資。

実際にこの著者は３０代前半にしてレゴ投資で大儲けをして早期リタイアを達成している。

「株やクリプト、不動産ならともかく、なんでレゴが投資案件になるんだよ」という疑問は誰もが思うところ。そこを丁寧に答えるニュースレターが超人気になっている。

👮‍♀️ 著者は内向的な起業家

The Introvert Entrepreneurの著者はJarek Lewis氏。

彼のキャリアは航空エンジニアからはじまり、その合間にひとりでECビジネスを立ち上げた。

いくつかのオンラインビジネスを軌道に乗せて、そのうちのひとつを売却。２０１０年に日々の仕事からは完全に引退。いまでも続けているのはニュースレターの執筆と７年以上前から行なっているレゴ投資。

YouTubeでも彼の話す姿が見れる。

本人も言うとおり「内向的」な感じの人。後の章でも書いたが、ニュースレターがウケている理由のひとつが彼のこの内向的な性格であること。

とにかくとても個性的な生き様の著者だ。

🥑 The Introvert Entrepreneurの実績

The Introvert Entrepreneurは有料ニュースレターで、月の購読料は３６ドル／月（約５５００円）。少し高額になっている。

有料購読者数は７００以上。つまり月の収益は１万７０００ドル／月（２１０万円）。

これはあくまでニュースレターからの収益でしかない。Lewis氏の主たる収入源はレゴ投資。そちらの収益性はもちろんこれを遥かに上回る。

ニュースレターを有料購読した際にはその具体的な金額とLewis氏の投資先が細かく分かるようになっている。

🦮 レゴ投資ってなに？

レゴ投資とは、レゴのセットを投資対象として購入し、その価値が上昇することを期待して売却する投資手法。

適切なレゴセットを選ぶことでだいたい１２から１８ヶ月で１万ドルを２から４万ドルにできる。

レゴ投資に必要な5つのポイント

1. 製品寿命
2. • レゴのセットが製造されている期間が長いほど、投資としての価値は低くなる
2. 需要
3. • レゴのセットに対する需要が高いほど、投資としての価値は高くなる
3. テーマ
4. • 一部のテーマのレゴセットは、他のテーマよりも投資としての価値が高くなる
4. 保有期間
5. • 購入したレゴのセットは１２から２４ヶ月間保有すること
5. クレジットカードのキャッシュバック
6. • レゴ投資家のレゴ購入額は相当な金額になる。なので購入する際にクレジットカードのキャッシュバックを利用すること

レゴ投資なんてのがあるのを知らなかったのだが、これは「ちょっと買ってみる」って程度のお遊び感覚ではなく、かなり本格的な投資のよう。

⛏️ なぜレゴ投資が狙い目なのか

レゴには株や不動産とは違う、ユニークな特徴がある。

• レゴセットが製造終了すると、供給が制限される
• ほぼ全てのレゴセットの供給は時間とともに減少する
• 需要が同じなら、レゴセットの価値は上昇する

レゴセットが引退すると、小売店の在庫が引退日頃にほぼ完売する。レゴ社が完売するように調節しているため。

その後、一般の人たち（レゴ投資家を含む）が市場に供給することになり、「引退ポップ」と呼ばれる現象が起きる。

引退ポップとは引退時に20-30%の価値上昇が起こり、その後6-18ヶ月間で急速に値上がりし、その後は緩やかになる現象のこと。つまり狙い目はこの引退ポップ。

レゴ投資戦略の3ステップ

1. レゴセットが引退する半年前年に割引価格で購入（20%オフは簡単に見つかる）
2. 12-18ヶ月保持
3. Amazonで販売

これは保証された収益ではないが、2008-2009年の不況時でさえ、レゴの価値は上昇し続けた。

🐳 マインクラフトNetherbastion

マインクラフトNetherbastionのレゴセットは全体的に過小評価されている。だからこそ狙い目だとLewis氏がニュースレター無料公開記事で解説していた。

まずマインクラフトシリーズはレゴの中で全体的に価格が減少傾向にある。それもあって生産打ち切りが多発している。しかしアマゾンの売れ行きから見てみると、このまま需要が低下し続けることは考えにくい。

Lewis氏のポートフォリオの中にマインクラフトシリーズは入っている、という。実際の記事はもう少し詳しくチャートなどを使って説明していた。

🍳 レゴ投資に必須のアマゾンFBA

Lewis氏のニュースレターではレゴ投資をかなり詳しく説明している。そこで解説されていたことのひとつがアマゾンFBAについて。これには「なるほど！」となった。

アマゾンFBAとはアマゾン社が提供する法人向け倉庫管理配送サービスのこと。商品をAmazonの倉庫に送るだけで、Amazonが保管、梱包、配送、カスタマーサービスまでを全て代行してくれる。自宅で在庫を持つ必要がなく価格設定に専念できる。

レゴ投資にはたくさんのレゴの購入と保管、売却が必要になる。そんなにたくさんのレゴを管理するのは大変だな、と思っていた。その答えはアマゾンFBAにあった。

シンプルなことだけどレゴ投資素人にとっては「なるほど！」となるノウハウだった。

ここまででだいたいThe Introvert Entrepreneurのコンテンツ内容を把握いただけたと思う。無料記事はここまでです。

以降の有料コンテンツではなぜこのThe Introvert Entrepreneurが月に２００万円以上もの収益を出すのか、その理由を独自分析した。

有料コンテンツの内容

• 競合する投資のプレイヤーはどんな人たちなのか
• 情報発信で狙うニッチとは自分自身のこと
• ○○さえあれば、いいライターである必要はない
• 最も効率よく学ぶ方法とは
• 面白いニュースレターではなく、面白い人が作るニュースレター