第57回目の今回は「みんなのニュースレター」が切り開くこれからの情報発信について。全編無料でお届けする。
通常の有料回では個人でニュースレターの運営に成功している例を毎回ひとつとりあげ、それを徹底的に調べてビジネスモデルの仕組みから、なぜそんなにウケているのか、を独自分析してレポートしている。あなたがクリエイターならとても参考になるはず。
やっと配信者機能がリリースできた。ぜひあなたのニュースレターを配信してみてください。
ログインしていただいて右上のメニューから「配信ワークスペース」をクリックするだけで開始できる。
とは言っても私もニュースレター配信が万人向けではないことを知っている。たくさんある情報発信の中でニュースレターは発信者にとってもっともキツいプラットフォームになるだろう。配信する情報は丁寧に調べて濃く煮詰めないとダメだし、定期配信という名の元に毎週コンテンツを作らなくてはならない。とにかくキツい。
それでもおすすめするのはこれからのAIやweb3の時代においてはこの情報発信スタイルが基準になるからだ。あなたがそうした流れに「いい!」と考えているのならぜひニュースレターを配信して欲しい。
「みんなのニュースレター」にはこれからのネットに必要なモノを詰め込んだ。具体的にはこの3つ。
ニュースレターに限らずどこのどんなプラットフォームでどんな媒体で情報発信をするにしても、この要素が重要になる。
ニュースレターで配信して成り立つのは超ニッチな情報に限られる。
ニュースレターの購読者はメールアドレスを登録して読んでもらう。ググったらどこにでもある情報にわざわざ購読登録をする奴なんていない。そこにしかない情報、ニッチな情報、欲しい人は少数でも熱量の高い情報でしか成り立たないのがニュースレター。
これまでのように万人にウケる内容、多くの人に支持されることを狙った戦略に対して「ホントにそんなのでいいの?」と疑問を持っていたかもしれない。あなたがそんな人なら、ニュースレターはしっかりその疑問に応えてくれるはずだ。
もうすでにAIがコンテンツ生成する時代になっている。そんな時に価値があるのは誰かがオタク的な興味で深く探求した超ニッチな情報だけになる。
もう今ではあなたがネット上で見ている情報のすべてが何かの形でAIが関わっている。コンテンツ生成もコンテンツ抽出もAI無しには成り立たない。ネットユーザーがGoogleで検索する頻度がかなり少なくなった。代わりにAIに質問している。そうなると誰もが疑問に思うこと、誰もが知りたそうなこと、はAIが的確に答えてくれる。
なんでも知っている、誰もが知りたそうなことを提供してくれるAIではあるが、超ニッチな情報は提供してくれない。もちろんAIは全ての情報を知っている。それと同時に大多数の人がニッチな情報に興味を持っていないことも知っている。だからAIはあえてニッチ情報を提供しない。
例えばある特殊な昆虫に対して尋常ではないほどの興味をもった少年が居たとする。その少年はAIに何度もその昆虫について質問し、様々な情報を得る。AIもその少年がその昆虫に興味を持っていることを理解して、ドンドン深い情報を提供していく。ある日その少年がネットで今まで学んだ内容を体系的にして情報発信する。するとそこにはほとんどの人がAIに質問しないような特殊でニッチな情報が溢れている。最初はその少年がひとりで「面白い」と興味を持ったことが自然とその興味に同調する人とつながり、コミュニティが形成されていく。
これこそがAI時代に求められる情報になる。これまでだったら日の目を見なかったような興味をあなたが持っていたとしたら、ぜひニュースレターを配信して欲しい。
ニュースレターは開かれたプラットフォームで閉じていないから、いつでも入ること出ることができる。
ニュースレターの配信者は購読者のメールアドレスを自分で持っている。「みんなのニュースレター」ではもちろんいつでもその購読者アドレスをエクスポートすることができる。だから他のプラットフォームに移ることがカンタンにできる。
X(旧:ツイッター)のフォロワーはエクスポートできない。どんなにたくさんのフォロワー数があってもXの中でしか活用できない。YouTubeのチャネル登録者も同じ。エクスポートできないし、YouTubeの中でしか成り立たない。
しかしニュースレターは違う。どこでも自由に使える。すでにニュースレターに進出している人にとって、プラットフォーム選びは他の情報発信ツールよりもはるかに流動的になっている。
ニュースレターの課金方法は基本的にはサブスクリプションモデル。毎週コンテンツを読者に届けること。濃いファンとのつながりを重視すること、などからサブスクとの親和性がすこぶるいい。
プラットフォーム管理者として収益性はとても重要視している。カンタンに言えば「配信者には儲かってもらわないと続けてもらえないから」だ。
そこは自分でもこのニュースレターを運営していて感じるのだが、ちゃんとやってれば儲かることは分かっている。この「ちゃんとやる」のが大変なのだが、その方向は一直線だ。ニュースレターは「いい情報を提供すること」にフォーカスすれば儲かるモデルになっている。
他のメディアは情報を提供しつつ、他にも売れるために必要なことがあまりにも多かった。それが無い分、いい情報提供に注力できる。
もっとハッキリ言えばあまり収益の上がっていないニュースレターがあればその原因は明らかだ。配信している情報の質が悪い。ただそれだけ。あまり余計なことを考えないで、情報の質だけを考えればいいのはいい傾向だと思っている。
おそらく配信者の中には無料のニュースレターを運営しながら、有料コンテンツを販売する方も居ると思う。それはニュースレターの世界でも定番の方法で、すご腕の運営者達も多くが採用している方法になる。
具体的にはNathan Baugh氏が運営するWorld Builders。
Ben Meer氏が運営するSYSTEM-SUNDAY(システム・サンデー)。
数え上げたらキリがないほどにこの戦略にのってバリバリに売上げをあげている。
この収益の獲得方法はいたってシンプル。
これだけ。
この「1万ドル以上を稼ぐ個人サブスクメディアを徹底的に分析したらこうなった」では有料ニュースレターを主な収益源にしている。
しかし「みんなのニュースレター」ではそれ以外の収益を確保する方法として無料のニュースレターを発行しつつ、有料コンテンツで確保する方法もある。
具体的にはこちらに有料コンテンツのサンプルを置いた。無料ニュースレターでやりたいかたはぜひこの方法でやってみてください。
プラットフォームの手数料は売上げの10%。
Stripeを使っているので別に3.6%のStripe手数料が引かれる。なので1000円の売上げがあれば、136円が手数料。残りの864円が配信者の銀行口座に入る。
売上げが無ければ手数料もない。プラットフォームにも何も入らない。つまり管理者としてもぜひともあなたのニュースレターが人気を獲得して欲しいし儲かって欲しい。私自身もいくつかの種類の情報発信ツールを使ってきたので分かっている。
別にカネ!カネ!と言う訳でもないのだが、
「儲からないプラットフォームはやる気が失せる」
これは真理。なので管理者としても配信者の収益性については真剣に取り組むつもりだ。ぜひ一緒にやりましょう。
みなさんからのご指摘、ご意見がなければ成り立たないのがプラットフォーム。だからどんな細かいことでも構いませんので、なんでもご連絡ください。
特に配信機能に関して少しでも不便に感じたら教えてください。できる限り対応するようにします。
このニュースレターでは常時みなさんからのご意見とご質問を募集しています。
いつも大変興味深い情報をありがとうございます!
届いたメールを転送すると、書式が崩れてしまいスマホで読みづらくなりました。そんなに困ってるわけではないのですが、感謝をお伝えするついでにレポートさせていただきました!
ありがとうございます!
こちらでも確認しました。確かにそうですね!改良するようにします。
こうしてご指摘いただけなければ、みなさんがどんな部分に不便に感じているのかなかなか分からないです。
とても助かります!
今回は全編無料の回でした。いかがでしたでしょうか?購読がまだの方はぜひ購読してください。
購読いただいている方はこれからも応援やコメントお待ちしています!ではまた来週の月曜にお会いしましょう。