第33号目の今回はほぼお休み回となる。目下のところ「みんなのニュースレター」の開発を優先していて、そちらからの配信が開始されたら本格的なニュースレターの分析記事にもまた力を入れるつもり。
それまでちょっと分析記事はお休みになってしまうが、なんとかご理解ください。
Voicyでやってる音声配信はまーしゃべるだけなので平日の毎日配信は続いている。わりと毎日やるための枠組みはできてきたので、これはもう休止しないで続くと思う。
毎日やるための枠組みというのは私の音声を聴いていただいた方からの音声によるコメント。とてもありがたいことに、いろいろと音声でご意見を入れていただけている。そのおかげでネタが尽きないで継続することができた。
音声配信のフロー
「音声配信に雑談は必要なのか?」とか主に音声配信に関する意見の募集を行っている。たったひとりの意見ではなく複数の意見が重なることで議論に厚みが出て、ドンドン面白くなってくる。
それはまるでX(旧ツイッター)の引用リツイートみたいだから、「音声の引用リツイート」と呼んだりしている。
音声の引用リツイートは随時募集中です。ぜひ入れてみてください。
実は「音声の引用」というアイデアには目が覚めるような体験があった。それはGaryVeeのポッドキャスト。
GaryVeeはアメリカのカリスマ的なSNSマーケティング会社のCEO。大きなマーケティング会社のCEOではあるが、彼はCEO室に引きこもってるタイプではない。自らSNSメディアに1日に数十個も投稿を繰り返して、TikTok、YouTube、フェイスブック、Twitter、インスタ、と全方向にSNS投稿を行っている。
一見するとただのオッサンにしか見えないが、彼は話しがめちゃくちゃに上手い。公演やコンサルで彼が話している内容を動画で撮って、それを音声や文字にしてそれぞれのSNSに投稿し、それがとんでもないビューを獲得している。
そんな彼の元にはいろんな人が相談に訪れる。
私が聴いたのはある元テレビプロデューサーからの相談の会だった。GaryVeeのオフィスに訪れたその元テレビプロデューサーの相談はこんな感じだった。
一通り相談内容を聴いたGaryVeeの回答は以下のようだった。
G=GaryVee
元プ=元テレビプロデューサー
G「君がやらなければならないことは頭じゃなくて、体感で理解すること。それはコンテンツがもう変わってしまったこと。『あー分かったよ』じゃダメなんだ。そんな風に頭で理解することじゃない。体感が必要なんだ。君はどこに住んでるの?」
元プ「マンハッタンです」
G「完璧じゃねーか。よし、今日から、今日からな!ニューヨークのどこかの街角にiPhoneのカメラとマイクを持って立つんだ。そして1日3人。3人でいいから君の前を歩く人を捕まえてこう言うんだ『もしあなたがニューヨーク市長になったら、何をしますか?』ってね。そしたらみんないろいろ言うよな。それを動画コンテンツにするんだ。
それを繰り返して毎日YouTubeやらTikTokにアップロードするんだ。
30日で30✕3=90人の「もしニューヨーク市長になったら**をする」って意見が君のチャンネルに積み重なる。それこそが今のF***コンテンツってモンなんだ。
オレは君がニューヨークに住んでてなぜニューヨークの人々をコンテンツに組み込まないのか不思議でしょうがないんだ。
今までテレビの世界でかけてきた予算やら映像のクオリティが違うって?そうじゃないんだ。これこそが今のコンテンツなんだ。世の中はそっちの方向に向かっている。
きっと君のキャリアからどこかで方向転換の必要性を感じるかもしれない。それもいい。きっと君の感覚は正しい。
でもな、まずは1日3人インタビューしてコンテンツを投下してオレが言った意味を体で感じてからにしてくれ。方向転換はその後だ。
きっとこのF***シンプルなアイデアは全てを変える。誰にでもできることだよ。でも本当に理解している人はなかなか居ない。
幸運を祈ってるぜ」
この話を聴いて、じっくりGaryVeeのコンテンツ戦略を考えたら、まさにここで言っていることをそのままやってるのがGaryVee自身であることを理解した。
どんなに話しの上手いGaryVeeであっても、ネタが次々に出てくるなんてことはない。彼は彼の元に訪れる相談者達をそのままコンテンツにしている。相談者達にはそれぞれの悩みがあって、その相談内容はひとつとして同じではない。いろんな人が言ういろんな意見、というのはすごいコンテンツになる。
だからこそGaryVeeはあれほど大量のコンテンツを毎日毎日ずっと投下できるのだ。
とにかくこの話しを聴いて、私自身も音声コンテンツを出す際に「自分ひとりで考える」という発想では自滅する、と考えた。
システムの中にたくさんの人を引き込む仕掛けが無ければならない。そこで出てきたアイデアが「音声の引用リツイート」だった。
このところはほとんどの空き時間をニュースレタープラットフォームである「みんなのニュースレター」の開発にあてている。だいぶ完成してきた。
完成した内容
これから実装予定の機能
現在は自分のメールボックスにエイリアスを作って大量にテストしている。できれば本番が稼働する前にもう少し本格的に多種多様なメールアドレスでテストもしたい。
そこで「別にテストメールを受け取ってもいいよ」という方がいればぜひ以下のフォームでお知らせください。
許可いただけた方は次回のこのニュースレター記事を通常通りサブスタックと「みんなのニュースレター」の2つからお送りいたします。できれば無事に受信していれば「届きました」と返信ください。
いただいたメールアドレスはテストの後、全て削除いたします。他の用途に使うことは一切無いです。
応募は終了しました。ご協力いただいた、みなさま、ありがとうございました。
ご質問とご感想をお待ちしています。ぜひください。
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ではまた次回の月曜日の朝にお会いしましょう。まだ未購読の方はまた次回に会うために購読が必要ですよ!